鹿児島への理解を深めてもらおうと、鹿児島市に住む外国人留学生に図書カードと市内の路面電車などが利用できる乗車カードが贈られました。
鹿児島市は、市内に住みながら大学や専門学校などで学んでいる留学生を対象に、毎年、図書カードと市内の路面電車やバス、それに桜島フェリーが利用できる乗車カードを贈っています。
今年度は356人に図書カード5万円分と共通乗車カード1万円分が贈られることになり、鹿児島市役所で贈呈式が行われました。
式では、松木園富雄副市長から鹿児島大学や第一工業大学など7つの学校の留学生の代表1人ずつにカードが贈られ、松木園副市長は「このカードを十分活用して、鹿児島の歴史や文化にたくさん触れてほしい」と激励の言葉を贈りました。
鹿児島大学でプログラミングを学ぶラトビア出身の21歳の男性は、「プレゼントしてもらえるのはとてもありがたいので図書カードを使って日本語の勉強ができる本を買いたい」と話していました。
また、県立短期大学で英文学を学んでいるフィンランド出身の女性は、「この共通乗車カードを使って鹿児島のいろんなところを散策したい」と話していました。
「NHK鹿児島06月25日19時15分」