Nausicaä

風の谷のナウシカ

日本語の授業に好きな映画のエッセイを書かなければならなかったので、ナウシカについて書いてしまった。

風の谷のナウシカ

監督:宮崎駿

公開:1984年3月11日

「風の谷のナウシカ」は宮崎駿にとって初めてのシナリオを映像とを監督した映画であった。もはや28年前に作った映画だが、特に今の世は生態や自然環境の問題が非常に重大である。このアニメ映画について書く理由は、問題の重さだと思う。

あらすじ:

産業文明を崩壊させた戦争から千年後の話である。その戦争のせいで人間に致命的な森、腐海(ふかい)、が生まれてきた。腐海の中に住む虫と王蟲(オーム)は人より30倍大きい動物である。腐海が届かない谷や海の隣で人類の末裔が平和に暮らしている。平和を望んでいる風の谷の王女ナウシカがいる。森を探検し動物と通じることができる彼女が腐海を親しめるのだ。

ある日、風の谷に大国の輸送機が墜落し、その中には前の戦争で世界を焼き尽くした巨神兵(きょしんへい)の卵があった。次の日に、その大国の軍隊が谷に卵を取り戻すため侵略する。敵の指揮官がナウシカの病気な父親を殺し、彼女を捕虜として国に連れて行く。途中でナウシカが乗った船が反逆者に襲われ、腐海の深部に迷い込んだ。腐海の地下で腐海が汚染された大地を浄化する事を分かってくるナウシカ達。

また一方で、大国が王蟲の子供を誘拐したせいで、怒った王蟲の大群は谷に近づく。そこで王蟲と巨神兵との戦いが勃発する。ナウシカは皆を救うために王蟲たちを和めてみる。王蟲の子供を助け、自分の命を犠牲にすることで、王蟲の激怒は消える。しかし、死んだようなナウシカを王蟲たちが蘇らせる。

私の感想や印象:

見る前に「風の谷のナウシカ」は宮崎駿の映画だと知り、すごい物を見るという期待をしていた。この映画は期待を裏切らなかった。素晴らしく、メッセージ性を持っている深い映画であった。この映画は1984年に作られたのに、今でも伝たえているメッセージは大事なものである。そのメッセージとは、人間は自然と共存するべきであり、そうしないと、自然は人間を滅ぼすであろうということだ。

それ以外に宮崎監督は非常に心に残るキャラクターを作った。主人公のナウシカや、おじさんのユパや、反逆者のアスベルや、大国のトルメキアの王女のクシャナや、ナウシカの小さなペット狐リスのテト、皆が印象深いキャラクターである。

風の谷の姫のナウシカは主人公として非常に健気なキャラクターとして描写されている。いつも明るく、穏やかに暮らしている。彼女は虫や動物と通じることができると言う不思議な能力を持っている。ナウシカとユパが会うシーンでその力がよく見える。ユパが狐リスのテトを放した時、ナウシカは恐怖や激怒した動物に話しかけ、落ち着けた。しかも、ペットとして飼ってしまった。トルメキアが侵略する場面でもナウシカは村民を守り、もはや犠牲を出さないため大国に従った。映画中に「虫と人同じ世界に住めない」と言う皆の意見にナウシカが強く反対している。これらすべてが、ナウシカと言う愛すべきキャラクターがである。

「風の谷のナウシカ」は家族映画なので、子供に正しい価値観が教えられると思う。UTS Onlineの掲示板に言った通り、宮崎の映画で「善」と「悪」が明確に別れていない。そういうところが宮崎映画とアニメのスタジオの映画とを特色づけると考える。それだけではなく、どのようなキャラクターでも好きなところもある、嫌いなところもあるように思える。例えば、トルメキアの王女のクシャナは虫との戦いで左手をなくし、腐海に復讐をしたいと考えていた。いつも強い指揮官のように見られているのに、実は腐海や虫を怖がっている。悪人ではない、ただ不正解な理由のため戦っている。人間はどんなに頑張っても完璧にはなれない、誰でも間違いをすると言うメッセージもこの映画にあったと思う。

ナウシカやもののけ姫の映画は宮崎監督からの「人間は自然を尊重すべきだ」と言うメッセージである。一方で、「それができない人類の文化が根源的に持つ問題」と言う意見も映画で伝わっている。環境的な問題以外に、理想論があるのではないだろうか。腐海の地下に再生の営みが行われているのはまるで、死を通じて新生する。腐海の謎を解きたいと願っているユパはその謎を探し続けるよう定められた男である。遠い国まで旅をし、腐海の恐怖を目撃した。ユパは熟練した同士として、何回もナウシカを助けてくれた。

この映画にいる虫や風の神や巨神兵などは非常に日本の文化らしいキャラクターである。谷の村民はいつも一緒で燃えていた船を皆の力で消したシーンも日本人らしいと思う。現実の社会にも惨事が起こる時日本人は集まり、多くの人々の数で解決しに行くであろう。

従って、スタジオジブリや宮崎監督の映画中「風の谷のナウシカ」は私にとって一番印象深いや心に残るアニメ映画である。文化的や哲学的な問題がよく述べたと思う。今は宮崎監督の次の映画に楽しみにしている。